月: 2026年10月

  • クラウドPBXのセキュリティは大丈夫?企業が確認したい7つの対策と注意点

    クラウドPBXのセキュリティは大丈夫?企業が確認したい7つの対策と注意点

    クラウドPBXは、スマートフォンやPCで会社の電話を利用したり、複数拠点の電話環境をまとめたりできる便利な仕組みです。

    一方で、導入を検討する企業担当者の中には、

    「クラウド上で電話を利用しても安全なの?」
    「通話内容が外部に漏れることはない?」
    「不正アクセスによる被害が心配」
    「社員のスマートフォンで会社の電話を使っても大丈夫?」

    といった不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

    企業の電話では、顧客の氏名や連絡先、取引内容など、さまざまな情報がやり取りされます。

    そのため、クラウドPBXの導入では、電話機能や料金だけでなく、セキュリティ対策や運用管理の仕組みを確認することが重要です。

    今回は、クラウドPBXを安全に利用するために、企業が確認しておきたい7つのポイントを解説します。


    クラウドPBXにセキュリティ対策が必要な理由

    クラウドPBXは、従来オフィス内に設置していたPBX(電話交換機)の機能を、クラウド上で利用する仕組みです。

    サービスによっては、固定電話機だけでなく、スマートフォンやPCからも会社の電話番号を利用できます。

    場所を問わず電話対応しやすくなる一方、インターネット接続や利用者アカウント、端末など、管理すべき対象も広がります。

    例えば、アカウント情報が第三者に知られると、不正ログインや電話サービスの不正利用につながる可能性があります。

    また、通話録音や文字起こしを利用する場合は、保存したデータへのアクセス権限や管理方法も重要になります。

    クラウドPBXだから特別に危険というわけではありません。

    ただし、従来の電話設備とは異なる点を理解し、適切なセキュリティ対策を行う必要があります。

    関連記事:クラウドPBXはどう比較する?導入前に確認したい7つの選定ポイント


    ポイント1|アカウントの不正利用を防ぐ

    クラウドPBXでは、社員ごとにアカウントを発行して利用するサービスがあります。

    そのため、IDやパスワードの管理は基本的なセキュリティ対策の一つです。

    例えば、

    • 複数の社員で同じアカウントを共有している
    • 簡単なパスワードを設定している
    • 退職した社員のアカウントが残っている
    • 管理者アカウントを必要以上に発行している

    といった状態は、セキュリティリスクにつながります。

    対策:認証方法とアカウント管理を確認する

    導入するサービスについて、多要素認証(MFA)やシングルサインオン(SSO)に対応しているか確認しましょう。

    また、管理者アカウントと一般利用者の権限を分け、必要な社員だけが管理機能を利用できるようにすることも重要です。

    入社、異動、退職の際に、アカウントを追加・変更・削除するルールも決めておきましょう。

    特に退職者のアカウント削除は、退職時の手続きに組み込んでおくと管理漏れを防ぎやすくなります。


    ポイント2|通話データが適切に保護されているか

    会社の電話では、顧客情報や取引に関する内容が会話に含まれることがあります。

    そのため、通信内容が第三者に不正に取得されないようにする対策が必要です。

    クラウドPBXのサービスによっては、通話の制御情報や音声データを暗号化して保護する仕組みを利用できます。

    ただし、すべてのサービスで同じ暗号化方式が採用されているわけではありません。

    対策:通信の暗号化について確認する

    導入前には、

    • 通話の音声データが暗号化されるか
    • 通話制御に関する通信が保護されるか
    • 利用する端末やアプリが暗号化に対応しているか
    • 録音データの保存時にも適切な保護が行われるか

    などを確認しましょう。

    「クラウドだから安全」「暗号化対応と書いてあるから安心」と判断するのではなく、自社が利用する構成で、どの範囲まで保護されるのかを確認することが大切です。


    ポイント3|スマートフォンの紛失・盗難に備える

    クラウドPBXのメリットの一つが、スマートフォンを会社の電話端末として利用できることです。

    しかし、社員がスマートフォンを社外へ持ち出す場合、紛失や盗難のリスクも考える必要があります。

    特に私物のスマートフォンを業務に利用する場合は、会社の情報と個人の情報をどのように管理するかが課題になります。

    対策:端末管理のルールを決める

    スマートフォンでクラウドPBXを利用する場合は、

    • 端末の画面ロック
    • OSやアプリのアップデート
    • 紛失時の連絡手順
    • アカウントの利用停止方法
    • 会社支給端末と私物端末の取り扱い

    などを確認しましょう。

    必要に応じて、MDM(モバイル端末管理)の導入を検討する方法もあります。

    また、紛失したスマートフォンから電話サービスにアクセスできないよう、管理者が速やかにアカウントを停止できるかも重要です。

    関連記事:会社の電話番号はそのままでOK!スマホで会社番号を使うメリットと活用方法


    ポイント4|通話録音やAI文字起こしの情報を守る

    最近では、通話録音だけでなく、AIによる文字起こしや要約に対応した電話サービスも登場しています。

    こうした機能を利用すると、これまで音声だけだった会話が、検索や共有しやすいデータとして残るようになります。

    これは業務効率化につながる一方、情報管理の面では注意が必要です。

    例えば、

    「録音データを誰でも閲覧できる」
    「過去の通話履歴が必要以上に保存されている」
    「顧客情報を含む要約が社内で広く共有されている」

    といった状態は避けたいところです。

    対策:保存期間とアクセス権限を設定する

    通話データを保存する場合は、

    • 録音・文字起こしの利用目的
    • データの保存場所
    • 保存期間
    • 閲覧・ダウンロードできる社員
    • 削除方法
    • 外部サービスへのデータ提供条件

    などを確認しましょう。

    顧客情報を含むデータについては、必要な担当者だけがアクセスできるようにすることが大切です。

    また、AIによる文字起こしや要約では、個人情報の取り扱いやAI処理に関する契約条件も確認しておきましょう。

    関連記事:クラウドPBX×AIで電話対応はどう変わる?文字起こし・要約・情報共有の活用方法


    ポイント5|不正発信や電話サービスの悪用を防ぐ

    クラウドPBXでは、第三者によるアカウントの不正利用が発生すると、意図しない電話発信などにつながる可能性があります。

    不正発信によって高額な通話料金が発生するケースも想定されるため、発信に関する管理も重要です。

    対策:発信制限や利用履歴の確認

    サービスによっては、発信可能な番号や国・地域を制限できる場合があります。

    海外への発信など、業務で利用しない機能がある場合は、必要に応じて制限を検討しましょう。

    また、

    • 不審な発信履歴がないか
    • 通常より通話料金が増えていないか
    • 利用していないアカウントが残っていないか
    • 管理者の操作履歴を確認できるか

    などもチェックポイントです。

    不正利用を完全に防ぐことは難しくても、利用状況を確認できる仕組みを整えておくことで、異常の早期発見につながります。


    ポイント6|サービス障害やネットワーク障害に備える

    セキュリティ対策では、不正アクセスや情報漏えいだけでなく、電話サービスを継続して利用できることも重要です。

    クラウドPBXでは、サービス側の障害やインターネット回線のトラブルによって、電話が利用できなくなる可能性があります。

    また、災害や停電などの影響も考えておく必要があります。

    対策:障害時の連絡方法を準備する

    クラウドPBX導入前には、

    • サービスの障害対応体制
    • 障害情報の確認方法
    • 問い合わせ窓口
    • 代替回線や代替連絡手段
    • 復旧後の確認方法

    などを整理しておきましょう。

    例えば、インターネット回線が利用できなくなった場合、別の通信手段で電話対応を継続できるかどうかを確認します。

    ただし、代替回線やスマートフォン回線があっても、クラウドPBXサービス自体の障害には対応できない場合があります。

    そのため、異なる連絡手段を確保するなど、障害の原因に応じた対策を考えることが大切です。

    関連記事:クラウドPBX導入で失敗しないためには?よくある7つの失敗例と対策を解説


    ポイント7|サービス提供事業者の管理・サポート体制を確認する

    クラウドPBXでは、システムの一部をサービス提供事業者が管理します。

    そのため、導入企業側の対策だけでなく、サービス提供事業者の管理体制も重要になります。

    例えば、

    • セキュリティに関する取り組み
    • データの管理方法
    • 障害時の対応体制
    • セキュリティ更新の方法
    • 問い合わせ窓口
    • 契約終了時のデータの取り扱い

    などを確認しましょう。

    情報セキュリティに関する第三者認証の取得状況も、事業者を比較する際の参考になります。

    ただし、認証を取得しているという理由だけで、自社に必要な対策がすべて整っていると判断することはできません。

    重要なのは、自社が必要とするセキュリティ要件に対応しているかという点です。


    クラウドPBXのセキュリティは誰が管理する?

    クラウドPBXでは、サービス提供事業者と利用企業が、それぞれ役割を分担してセキュリティ対策を行います。

    例えば、クラウド基盤やサービスの保守は提供事業者が担当することが多い一方、社員のアカウントや利用端末、社内の運用ルールなどは利用企業側での管理が必要になります。

    サービスによって責任範囲は異なりますが、一般的には次のように整理できます。

    主な管理項目確認・管理の中心
    クラウド基盤の保守サービス提供事業者
    サービス側のセキュリティ更新サービス提供事業者
    社員のアカウント管理利用企業
    スマートフォン・PCの管理利用企業
    通話録音の閲覧権限契約・機能に応じて双方
    障害発生時の対応双方の連携

    クラウドサービスを利用しているからといって、セキュリティ管理をすべて事業者へ任せられるわけではありません。

    自社で対応すべき部分を明確にしておきましょう。


    導入前に確認したいセキュリティチェックリスト

    クラウドPBXを比較・導入するときは、次の項目を確認しておくと安心です。

    □ 多要素認証などの認証機能があるか
    □ 社員・管理者のアクセス権限を設定できるか
    □ 通話データが適切に保護されるか
    □ スマートフォンの紛失時に利用停止できるか
    □ 録音・文字起こしデータの閲覧を制限できるか
    □ データの保存期間や削除方法を確認できるか
    □ 不正発信を防ぐための制限機能があるか
    □ 利用履歴や管理者の操作履歴を確認できるか
    □ 障害時の連絡方法を準備しているか
    □ サービス提供事業者のサポート体制を確認したか

    すべての項目が同じ重要度というわけではありません。

    顧客情報を多く扱う企業、通話録音を利用する企業、スマートフォンを多数導入する企業など、それぞれの利用状況に合わせて優先順位を考えましょう。


    まとめ|クラウドPBXはセキュリティも含めて選ぼう

    クラウドPBXは、企業の電話環境を柔軟にする便利な仕組みです。

    しかし、場所を問わず利用できるからこそ、アカウントや端末、通話データの管理が重要になります。

    今回紹介した7つのポイントは、

    1. アカウント管理
    2. 通話データの保護
    3. スマートフォンの管理
    4. 録音・AIデータの管理
    5. 不正発信の防止
    6. 障害時の対応
    7. サービス提供事業者の管理体制

    です。

    クラウドPBXの導入では、使いやすさ・費用・機能だけでなく、安全に利用し続けられる仕組みも考えることが大切です。

    自社の電話対応や情報管理の状況に合わせて、必要なセキュリティ対策を確認しましょう。


    安全で使いやすい電話環境を検討しませんか?

    クラウドPBXを導入したいけれど、

    「セキュリティ面が心配」
    「社員のスマートフォンを安全に利用したい」
    「通話録音やAI機能を導入する際の注意点を知りたい」
    「複数拠点の電話環境を適切に管理したい」

    このようなお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

    クラウドPBXの導入では、必要な機能だけでなく、運用管理やセキュリティ面も含めて検討することが重要です。

    現在の電話環境や業務内容を確認しながら、自社に合ったクラウドPBXの構成をご提案します。

    ▶ クラウドPBX・企業の電話環境について相談する

    執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム

    クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を約15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。

  • クラウドPBX×AIで電話対応はどう変わる?文字起こし・要約・情報共有の活用方法

    クラウドPBX×AIで電話対応はどう変わる?文字起こし・要約・情報共有の活用方法

    クラウドPBXというと、

    「スマートフォンで会社の電話を受けられる」
    「オフィス以外でも内線を使える」
    「複数拠点の電話をまとめられる」

    といった使い方をイメージする方が多いかもしれません。

    しかし、最近ではクラウドPBXとAIを組み合わせ、通話内容の文字起こしや要約、対応履歴の整理まで効率化する仕組みも登場しています。

    電話対応では、通話そのものだけでなく、

    • 電話メモを残す
    • 担当者へ内容を共有する
    • CRMや顧客管理システムへ記録する
    • 折り返し内容を確認する
    • 過去の会話を探す

    といった「通話後の作業」にも時間がかかります。

    AIを活用することで、こうした作業を減らし、電話で得た情報を社内で活用しやすくすることができます。

    今回は、クラウドPBXとAIを組み合わせることで電話対応がどのように変わるのかを解説します。


    クラウドPBXとAIはどう組み合わせられる?

    クラウドPBXは、電話交換機の機能をクラウド上で利用する仕組みです。

    固定電話機だけでなく、スマートフォンやPCを電話端末として利用できるサービスもあり、場所に縛られない電話環境を構築できます。

    さらに一部のサービスでは、AIを活用して、

    • 通話の文字起こし
    • 通話内容の要約
    • アクションアイテムの抽出
    • ボイスメールの要約
    • 過去の通話内容の検索
    • 通話内容の分析

    などを行えるようになっています。

    例えばZoom Phoneでは、AIによる通話要約で主な論点、名前、日付、次のステップなどを整理でき、通話後に履歴から確認できます。

    電話が「話して終わり」のツールではなく、業務データを残す入口になりつつあります。


    活用方法1|電話内容を自動で文字起こしする

    電話対応でよくあるのが、

    「電話をしながらメモを取る」

    という作業です。

    担当者は会話を聞きながら、

    • 会社名
    • 担当者名
    • 問い合わせ内容
    • 希望日時
    • 折り返し事項

    などを書き留めます。

    しかし、会話をしながら正確にメモするのは簡単ではありません。

    AIによる文字起こしを利用できれば、通話内容をテキストとして残せるため、通話後に内容を確認しやすくなります。

    特に問い合わせ内容が長い場合や、複数の条件を聞き取る必要がある業務では、記録作業の負担軽減につながります。

    関連記事:電話の伝言ミスを防ぐには?情報共有をスムーズにする電話対応のポイント


    活用方法2|長い通話をAIで要約する

    文字起こしがあっても、長い会話をすべて読み返すのは大変です。

    そこで役立つのがAIによる通話要約です。

    例えば30分の電話でも、

    問い合わせ内容
    決定事項
    確認が必要な事項
    次に対応すること

    といった形で整理できれば、担当者は短時間で会話のポイントを把握できます。

    実際にZoom Phoneでは、AIが通話の主要な論点や次のアクションをまとめる機能を提供しています。Microsoft Teams Phoneでも、文字起こしや録音をもとにAIが通話概要やフォローアップ項目を生成できます。


    活用方法3|電話の取り次ぎ時に内容を共有する

    電話の取り次ぎでは、

    「どのような用件なのか」

    を担当者へ説明する必要があります。

    例えば、

    「○○社の△△様から、先日の見積もりについてお電話です」

    と伝えるだけでは、担当者が電話に出てから再度詳しい内容を確認することになります。

    AIによって通話内容を整理できれば、

    誰からの電話か
    何についての問い合わせか
    これまで何を話したか

    といった内容を担当者へ共有しやすくなります。

    Microsoft Teams Phoneでは、文字起こしまたは録音された通話を転送する際、AIで受け手向けのブリーフィングを作成する機能も案内されています。

    電話を転送するだけでなく、会話の情報も一緒に引き継ぐという考え方です。

    関連記事:電話の取り次ぎを効率化するには?クラウドPBXで変わる電話対応


    活用方法4|折り返し対応をスムーズにする

    担当者が不在の場合、

    受付担当者が電話内容をメモ
    ↓
    担当者へ伝言
    ↓
    担当者が内容を確認
    ↓
    顧客へ折り返し

    という流れになります。

    このとき問題になりやすいのが、

    「電話メモの情報が足りない」
    「誰が対応したのか分からない」
    「折り返しの内容をもう一度確認しなければならない」

    といったケースです。

    通話内容や要約が履歴として残れば、担当者は折り返し前に内容を確認できます。

    その結果、

    「何について電話があったのか分からない状態で折り返す」

    といった状況を減らしやすくなります。

    関連記事:電話の取りこぼしが売上損失につながる?企業が見直したい電話対応のポイント


    活用方法5|電話対応の履歴を社内で共有する

    電話対応が個人の記憶や手書きメモに依存していると、情報が担当者の中だけに残ってしまいます。

    例えば、

    「以前、お客様とどのような話をしたのか」
    「どんな要望があったのか」
    「次回何を案内することになっていたのか」

    が分からないことがあります。

    通話内容を文字データとして残し、顧客情報や案件情報と関連付けられれば、電話対応をチームで共有しやすくなります。

    これは単なる電話効率化ではなく、電話で得た情報を会社の情報資産として残すという考え方です。

    実際に、みずほ銀行のリモート法人営業では、通話の自動文字起こし・要約を活動記録や情報共有に活用し、記録作業時間を短縮した事例が紹介されています。


    活用方法6|電話対応の品質改善に活用する

    通話データを蓄積できると、電話対応そのものを見直すこともできます。

    例えば、

    • よくある問い合わせ
    • 顧客から多い質問
    • 対応に時間がかかる内容
    • 営業電話でよく出る質問
    • クレームにつながりやすい内容

    などを分析することで、電話対応マニュアルやFAQの改善につなげられます。

    さらに、経験豊富な社員の対応内容を共有できれば、新人教育にも活用できます。

    電話対応を「個人の経験」に頼るのではなく、チーム全体のノウハウとして蓄積することが重要です。

    関連記事:電話対応のマニュアルは必要?中小企業が整備したい電話応対ルールを解説


    AIを導入すればすべて自動化できるわけではない

    AIによる文字起こしや要約は便利ですが、完全に任せればよいわけではありません。

    音声認識では、

    • 人名
    • 会社名
    • 専門用語
    • 数字
    • 固有の商品名

    などを正しく認識できない場合があります。

    また、AIによる要約でも、重要な内容が抜けたり、意図と異なる形で整理されたりする可能性があります。

    そのため、重要な契約条件や金額、納期などについては、担当者が元の会話や記録を確認する運用が必要です。

    AIは電話担当者を完全に置き換えるものではなく、記録・整理・共有を補助するツールとして考えるとよいでしょう。


    通話録音・文字起こしでは運用ルールも重要

    電話内容には、顧客名や連絡先、取引内容などの情報が含まれる場合があります。

    そのため、録音や文字起こしを利用するときは、

    • 誰が記録を閲覧できるか
    • データをどこに保存するか
    • どのくらいの期間保存するか
    • 社外への共有をどう管理するか
    • 録音やAI処理についてどのように案内するか

    といった運用ルールを確認しておく必要があります。

    便利な機能を導入するだけでなく、情報管理まで含めて仕組みを整えましょう。


    クラウドPBX選びでは「AI機能」も比較ポイントに

    これからクラウドPBXを導入する場合、従来の電話機能だけでなく、AIやデータ活用についても確認してみるとよいでしょう。

    例えば、

    □ 通話録音に対応しているか
    □ 文字起こしができるか
    □ AIによる要約ができるか
    □ 通話履歴を検索できるか
    □ 担当者間で共有できるか
    □ CRMなど他システムと連携できるか
    □ AI機能の利用料金はいくらか

    といった項目です。

    すべての企業に高度なAI機能が必要なわけではありません。

    電話件数や業務内容を考え、自社に必要な機能を選ぶことが重要です。

    関連記事:クラウドPBXはどう比較する?導入前に確認したい7つの選定ポイント


    まとめ|これからの電話は「通話+情報活用」へ

    これまで企業の電話は、「顧客と話すための設備」として利用されてきました。

    しかし、クラウドPBXとAIを組み合わせることで、

    電話する
    ↓
    文字に残す
    ↓
    AIで要約する
    ↓
    担当者へ共有する
    ↓
    次の対応につなげる

    という流れを作ることができます。

    電話メモの作成、伝言、折り返し内容の確認など、これまで人が行っていた作業を効率化できる可能性があります。

    これからクラウドPBXを検討する場合は、「電話が使えるか」だけではなく、電話で得た情報をどう活用できるかという視点も持っておくとよいでしょう。


    電話対応を「記録する業務」から「活用する業務」へ

    「電話メモの作成に時間がかかっている」

    「担当者への伝言がうまく共有できない」

    「過去のお客様との電話内容を確認したい」

    「電話対応の履歴を社内で活用したい」

    このような課題がある場合は、クラウドPBXとAI機能を組み合わせた電話環境も選択肢になります。

    現在の電話対応や必要な機能を整理しながら、自社に合った電話環境を検討してみませんか。

    ▶ クラウドPBX・電話業務の効率化について相談する

    執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム

    クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を約15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。

  • クラウドPBX導入で失敗しないためには?よくある7つの失敗例と対策を解説

    クラウドPBX導入で失敗しないためには?よくある7つの失敗例と対策を解説

    クラウドPBXは、スマートフォンで会社の電話を利用したり、複数拠点の電話環境をまとめたりできる便利な仕組みです。

    従来のビジネスフォンからの移行を検討する企業もありますが、導入前の確認が不十分だと、思っていたような電話対応ができず、かえって業務が不便になることもあります。

    例えば、

    • 今まで使っていた電話番号が引き継げなかった
    • スマートフォンでの電話対応が想定と違った
    • 必要な電話機能が利用できなかった
    • 月額料金以外の費用が想定より多かった
    • 導入後の設定や運用に手間がかかった

    といった問題です。

    クラウドPBXの導入で大切なのは、単に電話設備をクラウド化することではありません。

    現在の電話対応を整理し、自社に必要な機能や運用方法を確認したうえで導入することが重要です。

    この記事では、クラウドPBX導入時によくある7つの失敗例と、その対策について解説します。


    クラウドPBXの導入で失敗が起こる理由

    クラウドPBXには、従来型のビジネスフォンとは異なる特徴があります。

    PBXの機能をクラウド上で利用するため、スマートフォンやPCなどを電話端末として活用できる一方、サービスによって対応する電話番号や端末、利用できる機能などが異なります。

    また、インターネット接続環境や利用する端末の状態が、通話品質や使い勝手に影響することもあります。

    そのため、料金や機能一覧だけを確認して導入すると、実際の運用との間にズレが生じる可能性があります。

    クラウドPBXを選ぶ段階では、必要な機能だけでなく、導入後にどのような電話対応を行うのかまで具体的に考えておくことが大切です。

    関連記事:クラウドPBXはどう比較する?導入前に確認したい7つの選定ポイント


    失敗例1|現在の電話番号を引き継げなかった

    クラウドPBX導入時に、特に注意したいのが電話番号です。

    会社の代表番号は、取引先や顧客への案内、名刺、Webサイト、パンフレットなど、さまざまな場所で利用されています。

    そのため、導入後も現在の電話番号を継続できるかは重要な確認事項です。

    しかし、電話番号の種類や現在の契約、移行先のサービスによっては、希望する番号をそのまま利用できない場合があります。

    対策:契約前に番号継続の可否を確認する

    現在利用している電話番号と回線の契約内容を整理し、クラウドPBX提供事業者へ確認しましょう。

    特に、番号を引き継ぐために必要な手続きや移行スケジュールは、事前に把握しておく必要があります。

    番号ポータビリティの制度が拡充されていても、すべての番号が無条件で移行できるわけではありません。

    電話番号を変更できない企業ほど、サービス選定の初期段階で確認することが重要です。

    関連記事:オフィス移転時の電話はどうする?電話番号・工事・クラウドPBXの確認ポイントを解説


    失敗例2|スマートフォンの使い勝手が想定と違った

    クラウドPBXを導入する目的の一つに、スマートフォンで会社の電話を利用することがあります。

    しかし、スマートフォンでの電話対応は、普段の携帯電話とまったく同じ操作になるとは限りません。

    例えば、

    • 専用アプリの操作が必要
    • 着信通知の設定が必要
    • 保留や転送の操作方法が異なる
    • 端末やOSによって動作条件が異なる
    • 通信環境によって通話品質が変化する

    といった点があります。

    実際に利用する社員が操作に慣れていないと、導入直後に電話対応がスムーズに進まないことも考えられます。

    対策:実際の端末で操作を確認する

    可能であれば、導入前にデモや試用環境で操作を確認しましょう。

    特に、着信、発信、保留、転送など、日常的に使う機能を試しておくことが大切です。

    営業担当者など外出先で利用する社員については、社外の通信環境でも確認しておくと安心です。

    関連記事:会社の電話番号はそのままでOK!スマホで会社番号を使うメリットと活用方法


    失敗例3|必要な電話機能が使えなかった

    クラウドPBXにはさまざまな機能がありますが、すべてのサービスで同じ機能が利用できるわけではありません。

    例えば、従来のビジネスフォンで利用していた、

    • 内線通話
    • 保留・転送
    • グループ着信
    • 留守番電話
    • 自動音声案内(IVR)
    • 通話録音
    • 着信履歴

    などが、サービスや契約プランによって異なる場合があります。

    「今まで使っていた機能だから、当然利用できるだろう」と考えていると、導入後に困ることがあります。

    対策:現在の電話機能を一覧にする

    まずは、現在利用している電話機能を洗い出しましょう。

    そのうえで、

    必ず必要な機能
    あれば便利な機能
    現在は利用していない機能

    の3つに分けて整理します。

    必要な機能が標準プランに含まれているのか、オプション契約が必要なのかも確認しておくと、サービスを比較しやすくなります。


    失敗例4|通話品質が安定しなかった

    クラウドPBXでは、インターネットを利用した通話方式が一般的です。

    そのため、通信環境によっては、

    「相手の声が途切れる」
    「音声が遅れて聞こえる」
    「通話が不安定になる」

    といった問題が発生する可能性があります。

    特に、社内ネットワークが混雑している場合や、スマートフォンの通信状態が悪い場所では注意が必要です。

    対策:ネットワーク環境を事前に確認する

    クラウドPBXを導入する前に、社内のインターネット回線やWi-Fi環境を確認しましょう。

    必要に応じて、

    • インターネット回線の安定性
    • Wi-Fiの電波状況
    • 同時通話数
    • ネットワーク機器の設定
    • スマートフォンの通信環境

    などを確認します。

    電話は顧客対応に直結するため、可能であれば実際の利用環境で通話テストを行うことをおすすめします。


    失敗例5|想定より費用が高くなった

    クラウドPBXの料金を比較するとき、月額基本料金の安さに注目する企業もあるでしょう。

    しかし、実際の費用は基本料金だけとは限りません。

    サービスによっては、

    • 初期設定費用
    • ユーザーごとの月額料金
    • 電話番号利用料
    • 通話料金
    • オプション料金
    • 固定電話機などの端末費用
    • 導入・設定サポート費用

    などが発生します。

    例えば、月額基本料金が安くても、必要な機能を追加すると総額が高くなることがあります。

    対策:実際の利用人数と機能で総額を比較する

    料金を比較するときは、同じ条件で見積もりを取得しましょう。

    利用人数、必要な電話番号、端末台数、オプション機能などをそろえることで、サービスごとの違いが分かりやすくなります。

    また、初年度の費用だけでなく、2年目以降のランニングコストも確認しておくことが重要です。

    関連記事:電話コストを見直したい企業へ!クラウドPBXで削減できる費用とは?


    失敗例6|社員が使いこなせなかった

    クラウドPBXを導入すると、電話の操作方法や運用ルールが変わる場合があります。

    例えば、これまで固定電話機で対応していた社員がスマートフォンアプリを利用するようになると、操作に慣れるまで時間がかかることもあります。

    また、

    「誰が代表電話を受けるのか」
    「担当者が不在の場合はどうするのか」
    「着信履歴を誰が確認するのか」

    といったルールが曖昧なままでは、システムを変更しても電話対応の問題が残ってしまいます。

    対策:導入前に運用ルールを決める

    クラウドPBXを導入するときは、システムの設定だけでなく、社員が実際に使うことを想定した準備が必要です。

    例えば、

    • 代表電話の受電担当
    • 保留・転送の方法
    • 折り返し対応のルール
    • 着信履歴の確認方法
    • トラブル発生時の連絡先

    などを整理しておきましょう。

    簡単な操作マニュアルを用意し、利用開始前に説明することも効果的です。

    関連記事:電話対応のマニュアルは必要?中小企業が整備したい電話応対ルールを解説


    失敗例7|トラブル時の対応を考えていなかった

    クラウドPBXは便利な仕組みですが、インターネット回線の障害やサービス側のトラブル、端末の不具合などによって電話を利用できなくなる可能性があります。

    また、導入後に設定変更が必要になったとき、社内で対応できる担当者がいないと、運用に支障が出ることもあります。

    対策:サポート体制と緊急時の対応方法を確認する

    導入前に、

    • 問い合わせ可能な時間
    • 障害発生時の連絡方法
    • 設定変更のサポート範囲
    • 障害時の代替連絡手段
    • 復旧までの社内対応

    などを確認しておきましょう。

    特に、電話が重要な問い合わせ窓口になっている企業では、電話が利用できない場合の対応方法を事前に決めておくことが大切です。


    クラウドPBX導入前に確認したいチェックリスト

    ここまで紹介した失敗例を踏まえ、導入前に次の項目を確認しましょう。

    □ 現在の電話番号を継続できるか
    □ スマートフォンで必要な操作ができるか
    □ 現在利用している電話機能に対応しているか
    □ 固定電話機を併用できるか
    □ インターネット環境に問題がないか
    □ 初期費用と月額費用の総額を確認したか
    □ 社員向けの操作説明や運用ルールを準備したか
    □ 導入後のサポート体制を確認したか
    □ 障害発生時の対応方法を決めているか

    導入前にこれらを整理しておくことで、運用開始後のトラブルを減らしやすくなります。


    失敗を防ぐには「実際の電話対応」を確認することが重要

    クラウドPBXの導入を成功させるためには、機能一覧や料金表だけで判断しないことが大切です。

    例えば、現在の電話対応が、

    お客様から代表番号へ着信
    ↓
    事務担当者が受電
    ↓
    担当者へ内線転送
    ↓
    担当者が電話対応

    という流れであれば、導入後も同じ対応ができるか確認します。

    さらに、外出先やテレワーク中の社員へ転送したい場合は、その操作も確認しておきましょう。

    実際の業務を想定して確認することで、導入後の使い勝手を判断しやすくなります。


    まとめ|クラウドPBXは導入前の確認が成功のカギ

    クラウドPBXは、企業の電話環境を柔軟にする選択肢の一つです。

    しかし、サービスの特徴や利用条件を十分に確認せず導入すると、思っていたような電話対応ができない可能性があります。

    特に注意したいのは、

    1. 電話番号の継続
    2. スマートフォンの使い勝手
    3. 必要な電話機能
    4. 通話品質
    5. 費用
    6. 社員への運用定着
    7. トラブル時の対応

    の7つです。

    クラウドPBXを導入すること自体が目的ではなく、電話対応をより使いやすく、効率的にすることが目的です。

    現在の電話環境と業務の流れを整理し、自社に合ったサービスを選びましょう。


    クラウドPBX導入前の不安や疑問はご相談ください

    「今の電話番号をそのまま使えるか知りたい」

    「固定電話とスマートフォンを併用したい」

    「必要な機能が利用できるか確認したい」

    「導入後の設定や運用が不安」

    このようなお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

    現在の電話環境や実際の電話対応を確認しながら、必要な機能や運用方法を整理し、自社に合ったクラウドPBXの導入をご提案します。

    電話設備の見直しやクラウドPBXへの移行を検討している企業様は、ぜひお問い合わせください。

    ▶ クラウドPBXの導入・電話環境の見直しについて相談する

    執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム

    クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を約15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。

  • クラウドPBXはどう比較する?導入前に確認したい7つの選定ポイント

    クラウドPBXはどう比較する?導入前に確認したい7つの選定ポイント

    クラウドPBXを検討し始めると、さまざまなサービスが見つかります。

    料金、機能、対応端末、電話番号、スマートフォン対応など、比較する項目も多いため、

    「結局、何を基準に選べばいいの?」
    「月額料金が安いサービスで問題ない?」
    「機能が多いほうが安心?」

    と迷う担当者もいるのではないでしょうか。

    クラウドPBXは、単純に料金や機能数だけで比較するものではありません。

    重要なのは、自社の現在の電話環境と、実際の電話対応の流れに合っているかという点です。

    今回は、クラウドPBXを比較するときに確認したい7つのポイントを解説します。


    クラウドPBXは「機能の多さ」だけで選ばない

    クラウドPBXには、サービスによってさまざまな機能があります。

    例えば、

    • 内線通話
    • 電話転送
    • スマートフォン内線
    • 着信履歴
    • 録音
    • IVR
    • 営業時間設定
    • 複数拠点対応

    などです。

    機能一覧を見ると、多機能なサービスほど魅力的に感じるかもしれません。

    しかし、実際に利用しない機能が多ければ、導入しても十分に活用できません。

    まずは、

    「今の電話対応で何に困っているのか」

    を整理することから始めましょう。

    👉 「クラウドPBXを検討するタイミングは?電話環境を見直したい7つのサイン」


    ポイント1|現在の電話番号を利用できるか

    最初に確認したいのが電話番号です。

    長く利用している会社の代表番号は、Webサイト、名刺、パンフレット、取引先の連絡先など、さまざまな場所に登録されています。

    クラウドPBXへ変更する際に電話番号まで変わると、取引先への案内や各種情報の変更が必要になります。

    そのため、

    • 現在の電話番号を継続できるか
    • 利用できる番号の種類
    • 新しい番号を取得する場合の条件

    などを確認しましょう。

    電話番号の継続可否は、現在の回線や番号、利用するサービスなどによって異なるため、導入前の確認が重要です。


    ポイント2|スマートフォンでどこまで電話対応できるか

    クラウドPBXを検討する理由として多いのが、スマートフォンの活用です。

    ただし、「スマホ対応」と書かれていても、利用できる機能はサービスによって異なります。

    例えば、

    • 会社番号への着信を受ける
    • 会社番号で発信する
    • 社員同士で内線通話する
    • 別の社員へ電話を転送する
    • 着信履歴を確認する

    など、自社で必要な使い方ができるか確認しましょう。

    特に営業担当者や外出の多い社員が利用する場合は、実際の業務を想定して確認することが大切です。

    👉 「会社の電話番号はそのままでOK!スマホで会社番号を使うメリットと活用方法」


    ポイント3|固定電話機も併用できるか

    クラウドPBXというと、

    「固定電話をすべてスマートフォンに変える」

    というイメージを持つ方もいるかもしれません。

    しかし、会社によっては固定電話機を残したほうが使いやすい場所もあります。

    例えば、

    • 受付
    • 総務
    • 電話対応が多い部署
    • 共用スペース

    などです。

    そのため、

    受付は固定電話、営業はスマートフォン

    というように、端末を組み合わせられるか確認しておくとよいでしょう。

    👉 「オフィスの固定電話はなくせる?固定電話を減らすメリットと注意点を解説」


    ポイント4|必要な電話機能がそろっているか

    次に、現在利用している電話機能を洗い出します。

    特に確認しておきたいのが、日常的に利用している機能です。

    例えば、

    • 保留
    • 転送
    • 内線
    • グループ着信
    • 留守番電話
    • 自動音声案内
    • 通話録音
    • 着信履歴

    などがあります。

    現在のビジネスフォンで当たり前に使っている機能でも、クラウドPBXではサービスや契約プランによって利用条件が異なる場合があります。

    「導入してから必要な機能が使えないことに気付いた」ということを防ぐためにも、現在の利用状況を整理して比較しましょう。


    ポイント5|社員や拠点が増えたときに対応できるか

    クラウドPBXは、現在の社員数だけで選ぶのではなく、今後の変化も考えることが重要です。

    例えば、

    「現在は社員20人だが、今後採用を増やす予定」
    「来年、新しい営業所を開設する予定」
    「テレワーク社員が増える可能性がある」

    といったケースです。

    確認したいのは、

    • ユーザーを追加できるか
    • 内線を追加できるか
    • 新しい拠点を追加できるか
    • 契約変更は簡単か
    • 追加時にどのくらい費用がかかるか

    といった点です。

    企業の成長に合わせて電話環境も拡張できるか確認しておきましょう。

    👉 「社員や拠点が増えたら電話環境はどうする?会社の成長に合わせた電話設備の見直し方」


    ポイント6|初期費用だけでなく月額費用まで比較する

    クラウドPBXの料金を比較するときは、表示されている月額料金だけで判断しないことが重要です。

    実際には、

    • 初期費用
    • 基本料金
    • ユーザー料金
    • 電話番号利用料
    • 通話料金
    • オプション料金
    • 電話機などの端末費用
    • 導入・設定費用

    などが発生する場合があります。

    例えば、基本料金が安くても、必要な機能をオプションで追加すると総額が高くなることも考えられます。

    そのため、料金を比較するときは、

    「自社が必要な構成にした場合の総額」

    で確認しましょう。

    👉 「電話コストを見直したい企業へ!クラウドPBXで削減できる費用とは?」


    ポイント7|導入後のサポート体制を確認する

    電話は、企業にとって重要な連絡手段の一つです。

    そのため、導入時だけでなく、利用開始後のサポートについても確認しておきましょう。

    例えば、

    • 初期設定をサポートしてもらえるか
    • 電話機やアプリの設定方法を相談できるか
    • トラブル時の問い合わせ方法
    • 問い合わせ可能な時間
    • 設定変更をどこまで依頼できるか

    などです。

    社内に電話設備やネットワークに詳しい担当者がいない企業ほど、サポート体制は重要な比較ポイントになります。


    クラウドPBX比較前に作っておきたいチェックリスト

    サービスを比較する前に、自社の条件を整理しておくと選びやすくなります。

    例えば、次のような項目です。

    □ 現在利用している電話番号
    □ 電話を利用する社員数
    □ 固定電話機の必要台数
    □ スマートフォンで利用する人数
    □ 必要な内線数
    □ 必要な電話機能
    □ 支店・営業所の数
    □ 今後の社員・拠点増加予定
    □ 月額費用の予算
    □ 必要なサポート内容

    この情報を整理したうえで複数のサービスを比較すると、「機能が多いか」ではなく「自社に合っているか」という視点で判断しやすくなります。


    価格だけで選ぶと使いにくくなることも

    クラウドPBXは毎月利用するサービスなので、料金はもちろん重要です。

    しかし、月額料金の安さだけを優先して、

    「今の電話番号が使えなかった」
    「必要な転送方法に対応していなかった」
    「スマートフォンでは希望する使い方ができなかった」

    となれば、業務に影響する可能性があります。

    逆に、必要以上に多機能なサービスを選ぶ必要もありません。

    大切なのは、

    必要な機能・使いやすさ・費用・サポートのバランス

    を見ることです。


    実際の電話対応を想定して比較しよう

    サービス資料だけでは分かりにくい場合は、実際の電話対応をイメージして確認してみましょう。

    例えば、

    お客様から代表番号へ着信
    ↓
    事務担当者が受電
    ↓
    外出中の営業担当へ転送
    ↓
    営業担当がスマートフォンで対応

    この流れを実現したいのであれば、比較するクラウドPBXで同じ運用ができるかを確認します。

    テレワークや複数拠点でも同様です。

    機能名を見るだけではなく、**「誰が・どこで・どの端末を使って電話するのか」**まで具体的に考えることが、サービス選びのポイントです。


    まとめ|クラウドPBXは「自社の電話の使い方」で比較しよう

    クラウドPBXを比較するときは、料金や機能数だけを見るのではなく、自社の電話環境に合っているかを確認することが重要です。

    特に、

    1. 電話番号
    2. スマートフォン対応
    3. 固定電話との併用
    4. 必要な電話機能
    5. 拡張性
    6. 費用
    7. サポート

    の7つは、導入前に確認しておきたいポイントです。

    クラウドPBXは、企業によって最適な構成が異なります。

    現在の電話設備や社員の働き方、今後の事業計画まで整理したうえで、自社に必要なサービスを比較しましょう。


    自社に合うクラウドPBXが分からないときはご相談ください

    クラウドPBXにはさまざまなサービスがあり、料金表や機能一覧だけを見ても、自社に必要な構成を判断しにくいことがあります。

    「今の電話番号をそのまま使いたい」
    「受付は固定電話を残して、営業だけスマホ化したい」
    「複数拠点を一つの電話環境で管理したい」
    「必要な機能と費用のバランスを確認したい」

    このようなご要望があれば、お気軽にご相談ください。

    現在の電話環境や実際の電話対応を確認しながら、必要な機能を整理し、自社の働き方に合ったクラウドPBXの構成をご提案します。

    ▶ 自社に合ったクラウドPBXについて相談する

    執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム

    クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を約15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。