クラウドPBXで社内コミュニケーションの活性化と業務スピードアップの実現
サンコーコンサルタント様(以下、サンコー様)は総合建設コンサルタントとして、地質調査、道路、河川・上下水道の土木分野から、まちづくり、環境分野などの社会資本整備における企画立案、調査、計画、設計などの技術サービスを中心に全国で事業を行っている。
(内90%ほどが公共事業)
ここ数年は震災の影響、アベノミクスの効果で業績を伸ばしている。
サンコー様ではこれまでレガシータイプのPBXを利用してきたが、老朽化が進み保守サポートもなくなってきた時期だったため入れ替えを検討し始めていた。
その検討の中で管理本部 管理統括部長 安部 政一 氏はiPhoneの活用とPBXを社外に出すことを検討していたという。
「社員に配っているiPhoneをもっと活用すること、PBXを社内に設置するより安全な外部に設置することを検討していました。」
PBXの選考については本社ビルから導入を始め最終的には全国の支社への展開まで見越しての検討であったという。
「これまで通りのレガシーかクラウドかでの検討でした。クラウドもV-SQAUREと他社のクラウドを比較検討しましたが全国展開を考えると他社の製品では自社の規模をカバーできませんでした。」
最終的に「V-SQAURE」を選択したポイントはどこだったのだろうか。
置かないことによるメリット
「社員に配布しているiPhoneを内線電話にすることで固定電話を減らしました。iPhoneの活用と固定電話機の購入コスト削減が同時にできました。」
新たに配属された社員からはデスクに固定電話がない事に驚きの声が上がったという。
「また、iPhoneを導入することでいつでもどこでも電話がつながるようになり、社員間及びお客様とのコミュニケーションがタイムリーに待たせることなくできるようになりました。」
「PBXを自社に置かずメンテナンスもしなくていいところも大きなメリットです。」
PBXをクラウド化する事で初期導入コストや維持管理コストを削減し、セキュリティ/災害/システム障害等の対策を自社で行う必要がなくなった。
最近話題になっているIP電話乗っ取りのリスクも軽減された。
全国拠点展開の先がけで電話会議網を構築
サンコーコンサルタントにおけるV-SQUARE電話会議導入のイメージ
ビデオ機能搭載のPolycom製のIP電話機
内線電話と同じ操作でビデオ通話が可能拠点間で顔をみながらの会議ができる |
集音性高い電話会議向けのPolycom製のIP電話機
数メートル離れた声も集音でき、相手の声もクリアに聞くことのできる |
受付に設置されたPolycom製のIP電話機
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iPhoneの活用、メール1つでの設定変更で業務スピードのアップ
「iPhoneが内線となったことですぐに担当者に連絡がつくようになった。
内線がつながらない場所に居ても自動でV-SQUAREが携帯電話の番号に転送してくれるのでほとんどの場合つながります。
組織変更やレイアウト変更時の設定変更も変更内容をメールで送るだけで変更してくれるので非常に楽で早く動けます。
これまでは業者に依頼してスケジュールを組んで・・・と時間がかかっていましたが、今では変更内容がすぐに反映されるので業務スピードがアップしました。」
電話会議で遠方とも細かなコミュニケーションをとる
サンコー様では2015年4月よりV-SQAUREのユニファイドコミュニケーション機能の一つ、電話会議の利用を始めた。
これには全国拠点への展開の先がけで本社と支社を結ぶ電話ネットワークを作ることと遠方とも1対多、多対多でも細かなコミュニケーションとれる環境を作りたいという安部氏の思いがあった。
電話会議は電話と同様の操作で容易に会議を開催できるので、ITにあまり慣れていない社員同士でも手軽に利用できて導入効果を出しやすいというメリットもあった。
また、ビデオ機能付きの電話機を利用したビデオ会議も行っている。
「当社では何よりも人材がすべての会社です。そのため人と人のコミュニケーションが非常に重要となってきます。」
今後は全国拠点への展開とよりよいコミュニケーションを取れるようにこれからもICTへの投資を続けていくという安部氏。
V-SQUAREの進歩で音声・画像・映像を1ツールで共有できる環境になることも期待したいとのことだった。
導入企業の概要
企業名:サンコーコンサルタント株式会社
住所 :東京都江東区亀戸1-8-9
設立年月日:昭和36年4月20日
従業員数:317名
URL:http://www.suncoh.co.jp/